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2009年11月の投稿

2009年11月30日 (月)

種をつつむ

2009112914390000_2

今年、採取した種たち。

種をまくということも好きだけれど
集めるのも好き。

来年につないでいけることを祈りつつ
紙につつむ。

ひと雨ごとに
先へと進んでゆく季節。

寂しげな風情の中では
あたたかみがいっそう心にしみてきます。

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2009年11月29日 (日)

FM横浜

朝、FM横浜に出演しました。

「ASAREN」は10月からスタートした新番組で、
DJは茅ヶ崎ロコサーファー杉山玲子さん☆
爽やかな杉山さんのリードで
とても気持ちよく出演させていただきました。
ありがとうございました!!
今回は偶然聞いていたという方が
今までの中で一番多かったのか
たくさんの「よかったよーー」とあたたかい
感想のメールをたくさんいただきました。
こういうご連絡はうれしくて
がぜんはりきってしまう私であります。。。
みなさまありがとうございました!!

おっといけない、内容は
「子ども歳時記」の本を紹介していただきました。
ありがとうございました。
コンクリートの道路の上に
落ちている葉は色とりどりで
どんな色があるかと目をそそぎながら
歩くのが楽しい季節です。

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2009年11月27日 (金)

色であたたまる

いつのまにか木々の葉はいい色になっています。山吹色、朽葉色、朱色。
寒い冬を迎える前の贈り物。いろいろな色でたっぷりと心をあたためてくれます。都会にある木々は人工物にかこまれてなおさら、いっそう美しく輝いているかのよう。
色から力をもらいましょう。

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2009年11月26日 (木)

缶詰の日

缶詰の日
今日は缶詰の日。
ながーい時間の集中でしたが、一人で仕事するよりずっとたのしかったです。

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2009年11月25日 (水)

とも

この町に
新しい住民が
急速に増えてゆく一方で

この約十数年間、
わたしの友たちは
この町をはなれ
新しい生活へと
うつっていった人が多かった。

はなれていても
変わることのない気持ちと
新しい生活を祝福する一方で
心の底はさみしかった

数年前
島から
昔からの大切な友人が
近くへと移り
とびあがるほどうれしかった

そして今日
あらたに
また大切な
友が近くに引っ越してくる

だから今日は大切な日。

新しい時代の到来を
感じています。

昨日ほんの少しだけあいた隙間時間に
心身の疲れがどっと押し寄せてきそうな気配を感じたのですが
もつべきものは友、
ものすごいタイミングでメッセージをいただき
急速によみがえりました。(ありがとう!)
するとその瞬間に新しいニュースも飛び込んできて
疲れた、なんていっている場合ではない、と
またもやよみがえりました!
見られているようなタイミングに苦笑。

わたしもそんな風にだれかの役にたてる
人間になりたいな・・・そう思いました。

さて、いただいたらおかえしをしなくては。
しなくてはというよりはさせてください、という感じ。

感謝の気持ちをこめて。

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2009年11月24日 (火)

POWERS OF TEN

チャールズ&レイ・イームズ夫妻の作品「POWERS OF TEN」。
シカゴの芝生でくつろぐ男女からはじまり
宇宙へとズームアウトしていき、またその逆へと戻り
皮膚の素粒子、ミクロまでズームインしていく。

見ているとぐーっとぎゅーっと映像の中に
ひきこまれる。
小学生の頃、宇宙へと広がってゆく方へと
同じ発想からなるパラパラマンガを書いた記憶があった。

その時の気持ちは今も同じ。
せつないような、わくわくするような、悲しいような、とまどうような
どうしようもないような、いてもたってもいられないような。

胸の中に起きる衝動は
季節のなごりを感じる時、
好きな人に思いをはせる時の気持ちとそっくり。

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2009年11月23日 (月)

ラジオ出演

今日はこれから
毎週出させていただいてる
FMブルー湘南のラジオ出演。

電話で出演しまーす!

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子ども二十四節気

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季節のお楽しみ12ヵ月 子ども歳時記

著者:広田 千悦子

季節のお楽しみ12ヵ月 子ども歳時記   ←お買い上げはこちらからどうぞ☆。

「子ども歳時記」扶桑社より好評発売中です!!

中でも各とびらに入っている
「こども二十四節気」は
今までとちょっと違ったニュアンスで書いています。

一年に24回ある季節の区切りを
なるべくわかりやすいことばで書いてみたい、というこころみ。

今まである二十四節気はなんとなく
わかるようでわかりにくいんだよね・・・という方
ぜひ呼んでみてくださいね☆

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月と木星

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おうちシリーズの新刊大詰めです。
伝統の朝顔についてのページです。

今回の本は今までのイラストと
ややタッチをかえたにほん風。

色づけも日本の伝統色を使っています。

2009111511170001

たたみの上で
木の影と太陽がうみだす光が
ゆらゆらとゆれています。
光の動きを
ながめてぼんやりと過ごす
ほんのひととき

部屋の中にこれだけ
日が入るようになったのも
太陽の高度が変わってきたということ

今宵は
細い三日月と木星が仲良く空に並ぶ日。
日が暮れた後、19時ごろの南の空に
月の横に輝く星が木星です。

空に浮かぶ景色は
全ての人が受け取ることのできるもの

気になるあの人もみているかな、
と思いながら見るのもまたいいもの。

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2009年11月22日 (日)

原稿

ムラのない文章は音楽のように心にしみこむ力をもつ。

心の中を自由に奏でる音楽家のような

文章がいつも書けるようになるのが

今の一番の願い。

まだまだまだの勉強不足でため息。

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雲のグラデーション

2009112208250000

久しぶりに海の見える部屋で
目をさましました。

厚く灰色の雲におおわれているようだけれど
じっと目をこらせば
トーンの落ちた薄い水色のグラデーション。

日本の伝統色でいえば
「薄青」うすあお、「錆青磁」さびせいじ、「湊鼠」みなとねずみ・・・
このあたりでしょうか。

次の新刊おうちシリーズ
「おうちで楽しむにほんの習わし」
の仕上げに入っていますが
にほんの伝統色で描いているせいでしょう
身の回りにある色の微妙な違いに目がとまります

ひとつの色の中にも
豊にあふれるさまざまな色。

視点をそこにおくことで
「ああ、そういうことだったのか・・」と
理解できることもふえてゆくような気がするから
私は色を見つけるのが好き。

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2009年11月21日 (土)

子ども歳時記ニュース

タレントの山口もえさんが
「子ども歳時記」をブログでご紹介してくださいました☆
ありがとうございます!!うれしいー

http://stblog.stardust-web.net/yamaguchimoe/entry/detail/?id=13585

そして・・・

紀伊国屋新宿南店さん!

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丸善ラゾーナ川崎店さん!

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みなさまありがとうざいます!!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!

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2009年11月20日 (金)

いつか

ほんとうの自由を

手に入れるためには

どうすればいいのだろう

原点はそれ

まだまだ遠く

ぎこちなく

つかいこなせないこころとからだ

ほんとうの自由とは

それらを

スムーズに

なめらかに

なんの抵抗もなく

つかいこなせるようになるということなのかもしれない

つかいこなしている!という

おごりや自覚も無しに。

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2009年11月19日 (木)

新刊好評発売中!

新刊のお知らせ 

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

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2009111006400001  

↑こちらは鳥の巣いろいろのページ
 メジロは巣を固定するために
 くもの糸でくるくるっと枝に巻きつけます。
 それを知った時の感動から
 このページはできあがりました☆
     季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記     

←アマゾン好評発売中!   

              

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あの日は

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あの日は夕焼けがきれいだった

茜色に色づいた雲から

どうしても
目が離せない日だった

自然の景色は美しいけれど

都会の景色も意外に好き

正しい思いと
間違っている思いが

心の中で交差する

きっと寒くなってきた季節のせいもあると思う

あたたかい思いに
ふれたくなる季節だから

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2009年11月18日 (水)

好評発売中+原稿集中中

みなさま、ご心配のメールをたくさんいただきまして
ありがとうございました。

うもれてしまいそうな原稿に集中しておりまして
更新もできずにおりました。

さて新刊「子ども歳時記」はおかげ様で好評いただいております。

東京などの書店さんでは平積みして目立つところに
置いていただいているところが多いようで
うれしいい!!です。

私は家かアトリエか秘密の場所に
ひきこもるように原稿かくのみ。。。の日々をおくっているのですが
スタッフや編集者さんが
書店さんを訪ねてまわってくれています。みなさまありがとうございます!

こちらは新宿ジュンク堂さん。
我らがスタッフちえちゃんがまわってくれています。ありがとうー!!

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そして                 

  St340043002

St340044001←なんかここにポスターいけそうですね

このような写真を送ってくださるかたもいて
恐縮しまくり。。。
横浜ルミネ有隣堂さんだそうです。横並び棚制覇ですね!

ポップ隊出動してくださいー

◎三省堂 有楽町店さん平積み
◎ラゾーナ川崎内丸善さん平積み
◎恵比寿アトレ有隣堂さん 平積み

孤独な執筆がもう少し続きそうなので
このようなお便りはすごくはげみになります。
ありがとうございます!

「子ども歳時記」はアマゾンでの販売も開始しております。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

夫のブログで中身がちらとだけ見ることができますので
のぞいてみてください☆

色がきれいな本ですねーと今日ほめられて
うれしかったです。

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2009年11月13日 (金)

「子ども歳時記」本日全国で発売!

2009111006390001

新刊が本日発売になりました♪

「子ども歳時記」 扶桑社より 
全国の書店で発売中です!

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2009年11月12日 (木)

嵐のような中で

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

著者:広田 千悦子

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

嵐が過ぎ去ったあとのような

机の上で様々な書類や原稿をかきまくる日。

そんな中でうれしいメッセージが続々と届いています。

「子ども歳時記」が予定では明日13日全国書店発売ですが

もうすでに平積みにしてくださっている書店があるようです☆

◎目黒アトレの有隣堂 暮らしのコーナーに平積み!!

お知らせいただきありがとうございます。

みなさま、もしどこかで「子ども歳時記」を発見!!しましたら
お知らせいただけると大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします!!

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桜島

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お世話になっている編集者さんから
いただいた
桜島のおみやげ。

桜島大根の種です。

レトロな袋がいいです。

「子ども歳時記」は明日全国書店販売ですが

次の本に向けての
大詰めを迎えています。

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2009年11月11日 (水)

風の吹くとき

風の
吹きはじめる
すこし手前---
きざしが好き。

やってくるらしい
その気配に

耳をそばだてて
肌をすます

そうして

いつのまにか心は
すっかりとうばわれる

うまれた
流れと
想いは
とめようにもとまらない

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新刊「子ども歳時記」発売まであと三日!

新刊「子ども歳時記」  扶桑社より
13日(金曜日)全国書店販売になります。

2009111006410000_2

これは十二月のページの一部です。
自分の書いた本ではありますが
あらためてぱらぱらとめくってみると
色がきれいな本だなあーという印象。

いろいろな色を見ると
心になんだか
栄養がもらえるような気がしているのですが

書き上げてみたら
いつの間にか
そんな本になっていたなあーと
うれしく思いました。

たくさんの方々に楽しんでいただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします!

アマゾンで予約販売受付中!

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

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季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

著者:広田 千悦子

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2009年11月 9日 (月)

12日は一の酉

今からわくわくと楽しみなのは

12日の酉の市。

昨年は
鷲神社で指し物全部が手作りの
小さな熊手を手に入れました。

ちょっと家におくには
奇抜すぎるかな・・というような熊手が
多い中、すっとした魅力があるものです。

熊手は
値段が決まると
お店の人が威勢よく三本締めしてくれます。

にぎやかな場所は苦手ですが
この酉の市の雰囲気は好き。

がやがやとした喧騒と
あちこちから聞こえてくる気合の入った声。
灯りに照らされた夜の闇。

さまざまなものが
交じり合いつくりだされる空間が
心地よく浮かんできます。

手に入れる熊手はだんだんと大きくしていくのがよいとか。

さて、今年はどのサイズにしましょうか。

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2009年11月 8日 (日)

いつのまにか

は、と気がついたら
立冬(7日)がすぎていました。

季節はもう冬。
手あぶりでほんわりと
足元をあたためると
心地よい季節がやってきました。

じんわりとした
この暖かみを
一番楽しめるのが
この季節。

うつらうつらする
気持ちよさを
しばし味わう日よいつか、と夢見て

今は睡魔とがまんくらべ。

コーヒーばかりじゃ
カフェインのとりすぎで
胃もあれそうなので
今日はミントティをいれて飲んでいます。

薫り高き世界の中で
和菓子のつくりかたなどなどを書いています。

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アマゾン予約開始

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記

著者:広田 千悦子

季節のお楽しみ12ヶ月 こども歳時記
秋の新刊の発売のお知らせです。

13日全国書店発売予定ですが

アマゾンでの予約販売が始まりました!!

「子ども歳時記」 扶桑社刊

ESSEで連載+新しく書き下ろしたものとなっています。

子ども歳時記というタイトルではありますが
大人でも楽しめる、また懐かしいけれど新しい
日本のお楽しみがギュッとつまったような本になりました☆
文章よりもイラストが満載の本になりました。

クリスマスやお年玉がわり、ちょっとしたプレゼントに
お使いいただけるのでは、とおもっております。

今までの本をたくさんの方々にお買い上げいただいたことで
また次の新しい本のお話をいただいてまいりました。
本当に皆様には感謝しています!!ありがとうございます。

活字離れとはいいましても
本のお仕事をさせていただくことで
生まれるものがあるとずっと感じてきました。
まだまだ未熟な私でありますが
自分を磨き続けることを肝に銘じつつ
これからもずっとなんらかの形で
本を作り続けさせていただけたら・・・と考えておりますので

皆様のご予約お待ち申し上げております!

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いつも

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いつも

あるのは

後悔はしたくないという気持ちだけ。

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2009年11月 5日 (木)

富士

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富士山の上に雪がちょこんと
のっていました。
まるでプリンのキャラメルのかたちのよう。

心の中に久しぶりに
ずっしりと重みを感じるのは
晴れると思っていた空が重い雲に覆われているからなのか

それとも殻を脱ぎ捨ててゆく蝉が時間をかけて変化してゆく前の
静止しているかのように見えるあのひとときと似たようなものなのか

どちらにしても
幸いなことに
悩みに浸っている時はあらず。
目の前に
与えられたことをたんたんとこなしていくうちに
きっと霧は晴れてゆく。

蝉であるならば
すごくうれしい。

その後に見える広い空は
いつも決まって
高く深く青いから。

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2009年11月 4日 (水)

愁思

愁思しゅうし 

秋の頃の物思いのことをさす季語。

さて

大切なのは

謙虚に
すなおに
やわらかく。

昨日は
時間の使い方についてもう一度考えた日。
いい機会でした。

それにしても
私の「楽しむことについて」の感覚は
高校生の頃から変わらない。

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2009年11月 3日 (火)

たわむれ

たわむれに

こころうばわれ過ぎないように

生きていく。

この志を

どうかいつも

私が忘れずに

仕事ができますように。

朋友の

相変わらず幅の広い活動を

ひさしぶりに目の当たりにして

少し目が覚めたような気がする。

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冬のにおい

冬のにおいのする風が

海から強くふきつけています。

すべてを清めてくれるかのような

この風に

しばし身をさらしてから

仕事にとりかかることにしようと思います。

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あい

それがほんとうに愛とよべるものなのかと
迷ったときには

これと
それと
あれをとってみれば
すぐにわかる

のこるもののなかに
それでもまだ
きえてしまうことなく

まっすぐにしずかに深く
もとめてやまないものがあるのなら
それは愛とよんでもいいのかもしれない

そのようなものには
なかなかであうことはできない

であえたとしても
手に入れようとした時点で
ちがうものになってしまうのかもしれない

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2009年11月 2日 (月)

つくること

以前もどこかで書いたおぼえがありますが

若い頃、

「あなたは人のために、という理由で
何かをしたことがない」

といわれたことがあります。

どういう意味かわからずに
その時ことばが私のこころに降りてくることはありませんでしたが、
深いところまで響いてくるのに
そう時間はかかりませんでした。

そんな折に
あるワークショップの参加者のために
2日にわたって料理を作る、という
機会をいただきました。

はじめは
あまり乗り気ではありませんでした。
というのも当時はお恥ずかしながら
裏方のような仕事ではなく
何か目立つ仕事をしたい、と考えていたからでした。

同時に「人のために」という言葉に対して
なんとなくの反抗と拒否感をもっていました。
元来素直さに欠ける私には
偽善的な香りが少しでもするものに近寄りたくないという
気持ちがあったからでした。

成果は何かを大胆にやりぬくことでしか得られない、と
単純に考えていたこともありました。

それでも自分にとっては新鮮な仕事に
半分は喜び、失礼ながら半分はなんとなく引き受けてしまった、という
気持の状態でその日を迎えました。

手伝ってくれていた人に
「私、こういう機会って苦手なんです」と伝えると
その人は私の心を見透かしたように淡々と言いました。

「料理って裏方というよりは
ものづくり、というふうに考えているから私は好き。
そして人にそれを届けることができる。
料理だけじゃなく、作るときに使う気持ちまで」

若かった私にとって目からうろこ、の言葉でした。
そんな風な考え方もあるのか、と
ある意味ショックをうけました。
しかも普段、その人はクールで通ってきた人でしたから
なおさら驚きは大きく私に響きました。

気持ちをある意味きりかえて
この二日間、こころをこめて料理をつくり続けました。
結構な人数だったので
それなりに大変な仕事でした。

仕事が終わり、はじめての仕事と
気持ちをつかった自分の中に
何か新しいものがめばえたような
満足感にひたっていました。

そしてワークショップを終えたことに対して
喜び合っている参加者の様子を
自分のことのようにうれしくみつめていたところに
一人の参加者がその中を離れ
私に歩み寄りこういいました。

「この二日間、あなたのお料理に支えられました。
とても美味しい料理をありがとう」

この体験が
決定的にその後の私を変えていきました。

そしてようやく
「あなたは人のために何かをしたことがない」と
いうことの意味が
私の芯まで届いたのです。

20代の頃のことです。

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2009年11月 1日 (日)

霜月

早いもので今日から11月になりました。

多少の疲れはあるにせよ

朝起きるのが少々つらくなってきたのは

日の出の時間が遅くなってきたせいもあるのだろうか、と

夜明けの空を見ながら思う。

思考が奥深くへとむかうのに

ぴったりの季節がやってきます。

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